- ちんかさい
- I
ちんかさい【鎮火祭】火事が起こらないように祈る神事。 火しずめの祭。 古くは神祇官(ジンギカン)の祭祀(サイシ)の一つとして, 六月・一二月の晦日(ミソカ)の晩, 宮城の四方の外角で行われた。 ひしずめのまつり。IIちんかさい【鎮花祭】昔, 宮中などで行われた行事の一。 陰暦三月の花の散る頃, 疫病の流行をしずめるため, 行疫神(ギヨウヤクジン)の大神(オオミワ)・狭井(サイ)の二柱の神をまつった神事。 平安時代には, 宮中や各地の神社で盛んに行われた。 現在, 京都今宮神社で四月に行われる安楽(ヤスライ)祭はその遺風。 はなしずめのまつり。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.